2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧
ラーメン文学は敗戦後文学だった! ラーメンが近代文学に登場するのは,敗戦後のことです。 もちろん「支那そば」や「中華ソバ」なら,牧野信一の「鱗雲」(1927)や宮本百合子の「一太と母」(1927)などのように1920年代から用例は見つかりますし,1930年…
ラーメン文学の最高傑作? モコモコさんから頂いたバトンがきっかけで,“ラーメンと近代文学”というお馬鹿なシリーズが始まったわけですが,早くも第5弾!となりました。 いったいこんな下らない与太話をいつまで続けるのかといぶかしくお思いの方もいらっ…
ラーメンの近代文学 「支那ソバ」とか「中華そば」とか「ラーメン」が登場する“ラーメンの近代文学”を書いた作家たちとして,豊島与志雄,牧野信一,夢野久作,宮本百合子,林芙美子,太宰治などの名前をあげることができます。 なかなかユニークな顔ぶれな…
太宰治の支那そば 「女流作家」とか「女子マラソン」とか「女相撲」などという言葉があります。 たんに「作家」とか「マラソン」とか「相撲」と表現するのではなく,「女流」とか「女子」とか「女」という言葉がつけ加えられているところがミソです。 これら…
中国人はヤバイ? 中国製品の信頼性が問題になっています。 結局は“やらせ”であるという話に落ち着いたようですが,段ボール紙に特殊な処理をして肉まんに混ぜているというニュースがまことしやかに伝えられました。 事実が明らかになってみると,「そもそも…
昨夜,おかげさまで7万ヒットを達成しました。 これまでにアクセスして下さった皆様,どうもありがとうございました。 7万に達したのは,ちょうど私がサザンビーチちがさきの砂浜で花火を眺めていた時間帯のはずです。 (今年は台風の影響で1日順延され,…
作詞家の阿久悠さんが亡くなりました。 「日本語ロック論争」を書いたときに, 先にメロディーがあってそこに詞を当てはめていく“曲先”(きょくせん=メロ先)タイプの作詞家としては, 漣健児さんとならぶ重要な存在だと考え, 阿久悠さんの作品世界を探索…