青空文庫のなかの「令和」(あと27日)
まだ誰も指摘していない「令和」の出典
テクストは引用の織物であるわけで,私がここに書いている文章もこれまでに書かれたさまざまな文章をサンプリングして成り立っていると考えることができるわけで,「文選」だってきっとさらにその前に誰かが歌ったかしゃべったかした言葉をつまみ食いして作られているに違いないのです。
だとすれば,出典が何であるのかを時間的な前後関係で決めるのはナンセンスで,これだと思えばこれになるわけです。
もともと地上に出典はない。そう思う人が多くなれば,それは出典になるのだ。(炉尽)
泉鏡太郎の「火の用心の事」
青空文庫を「令」「和」で検索してみました。
すると,泉鏡太郎=泉鏡花の「火の用心の事」がヒットしました。
大正最後の年,1926年に書かれたものです。
まぐろの中脂を、おろしで和へて、醤油したぢを注いで、令夫人のお給仕つきの御飯へのつけて、熱い茶を打つかけて、さくさくさくさく、おかはり、と・・・
私が見つけました(^O^)
Yahoo!ブログ的には,これこそが「令和」の出典です!