BUNGAKU@モダン日本_archives(旧・Yahoo!ブログ)

2005年2月18日〜2019年12月15日まで存在したYahoo!ブログのデータを移行しました。

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

川端康成の「日向」を読む(その1)―問題編

珠玉の掌編小説 川端康成が『文藝春秋』(1923年11月)に発表した「日向」という小説があります。 原稿用紙にして4枚ほどのごくごく短い小説で,川端康成自身の命名により「掌の小説」と呼ばれています。 「掌の小説」は,文庫本で2~3ページのものから10…

「文芸時評から見た日本の近代文学」講義ノート

曽根博義さんの最終講義 日本大学文理学部の曾根博義教授(日本近代文学)の最終講義を拝聴してきました。 「伊藤整の方法」(1966)で『群像』新人賞を受賞した曾根博義さんは,1978年から30年以上にわたって日本大学文理学部の教壇に立つかたわら学会の要…

神崎ナオはゼネコン談合おやじか―まもなく25万ヒットということで…

テレビドラマ「ライアーゲーム シーズン2」の最終回を観ました。 すべての回を熱心に観ているわけではないのですが,あらためて神崎直(ナオ)が投げかけている問題について走り書き的覚書を残しておきます。 ストップ小泉改革!? 「ライアーゲーム」の世界…

芥川賞にノミネートされた「犬はいつも足元にいて」の大森兄弟について

大森兄弟という作家 「犬はいつも足元にいて」で芥川賞にノミネートされた「大森兄弟」というペンネームの作家が,ビミョーに話題になっています。 面白いことに実の兄弟が合作するスタイルを取っているからです。 つまり,「大森兄弟」というのは,藤子不二…

バカ正直に未来はあるか―TVドラマ「ライアーゲーム」の世界

2010年の幕開けは“嘘つきゲーム”で 十数年前に買ったテレビが成仏したので,地デジへの対応も兼ね,ボーナスをはたいて新しいのを買いました。 ついでに,矢沢永吉のCMに乗せられる形で,ブルーレイ・レコーダーも購入しました。 簡単に予約録画ができ…