BUNGAKU@モダン日本_archives(旧・Yahoo!ブログ)

2005年2月18日〜2019年12月15日まで存在したYahoo!ブログのデータを移行しました。

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【速報】村上春樹最新長編『1Q84』予約開始!

待望の最新長編小説です! ネットの書店がいっせいに予約を開始しました。 1985年『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』、1994年『ねじまき鳥クロニクル』、2002年『海辺のカフカ』。そして今年、待望の新作長編刊行『1Q84』。5月29日発売予定。 …

奴らの足音のバラード―墓碑銘に刻まれた風

なんにもない大地に吹く風 「はじめ人間ギャートルズ」のエンディングテーマに,「奴らの足音のバラード」という曲があります。(←曲名をクリックするとyoutubeで視聴できます) トタバタ調のアニメのあとに流れる3拍子の曲は,「♪なんにもない大地に ただ…

ご当地郵便ポストと陸の王者のマッサージ

会津喜多方のご当地郵便ポスト 「芸術とは何か」という問題について,「二階扉を見つけてください!」という記事で,こんな風に書きました。 世のため人のために特に役に立つ機能を持つわけでもなく,世界の成り立ちや人生についての深遠な意味を告げ知らせ…

これもまた超芸術か?―パン屋の裏の謎の塔

おいしいパン屋でのランチ 久しぶりに「路上観察学」関連の記事です。 東急不動産が開発した新興住宅街と小田急不動産が開発した新興住宅街のはざまに取り残されたような微妙な空間に,評判のパン屋さんがあります。 10年ほど前に開店したお店ですが,4~5…

癒しが起こるということ―映画『おくりびと』の世界(その2)

癒される納棺師 リリカさんはトラックバック先の「おくりびと」という記事の中で,小林大悟の静謐で美しい仕事ぶりの中に茶道に通じる“『もてなし』の精神”が感じられると書いていました。 家族の死に遭遇した人たちは,自分の大切な人が“もてなされている感…

フライドチキンとアヴェ・マリア―映画『おくりびと』の世界

マンガ版とのちがい ノベライズを読み,マンガを読み,ついに映画の『おくりびと』もDVDを借りて来て観ました。 ノベライズと映画にもいくつかの違いがあるのですが,映画公開前に雑誌連載されていたマンガ版と映画とでは,かなり多くの違いがあります。 …

観る前に読んだマンガ版『おくりびと』の読後感

“マンガ的リアリズム”と映画 映画作り,ドラマ作りで近ごろ流行っているのは,トラックバック先のナオさんが言っているように,既存のマンガを原作としたドラマ化や映画化です。 良質の絵コンテがすでに出来上がっているようなものなので,小説を原作にする…