BUNGAKU@モダン日本_archives(旧・Yahoo!ブログ)

2005年2月18日〜2019年12月15日まで存在したYahoo!ブログのデータを移行しました。

2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「蹴りたい背中」と電話

土曜日、待ち合わせの場所の駅のホームで目に飛び込んできたのは、しゃがみこんでいる生気のないにな川と、すがるような目をして私を見た絹代だった。 「ハツ、来るの遅いよ! にな川が“このままじゃライヴに間に合わないかもしれない”って苛立ってて、すご…

【続報】正面衝突!あやうく死ぬところでした(>_<)

むごい!!!……あまりにむごすぎるぅ。。。 本日,修理工場の駐車場で愛しのクオリスとの再会を果たしました。 事故に遭って以来,およそ10日ぶりの再会です。 積みっぱなしになっていた荷物を下ろし,いよいよこれで今生のお別れになります。 事故直後に見…

正面衝突!あやうく死ぬところでした(>_<)

死ぬッ!と思いました。九死に一生でした。 トンネルの中をマイカーで走っていたら,スピードの出し過ぎでハンドル操作を誤った車がとつぜん目の前に飛び出してきました。瞬間的に「死ぬッ!」と思って全身の筋肉に緊張が走ったのとほぼ同時に正面衝突! 車…

「ノルウェイの森」の舞台(その3)―三島由紀夫とのニアミス

「ノルウェイの森」のワタナベが生活していた寮のモデルが和敬塾だとすると,近くに夏目漱石の「こころ」に出てくる雑司ヶ谷墓地があったことがわかります。Kの墓があり,漱石の墓がある雑司ヶ谷墓地です。ただしこの事実は,とりあえずは“面白い偶然”とい…

「ノルウェイの森」の舞台(その2)―雑司ヶ谷に眠る死者

僕は屋上の隅にある鉄の梯子を上って給水塔の上に出た。円筒形の給水タンクは昼のあいだにたっぷりと吸い込んだ熱でまだあたたかかった。狭い空間に腰を下ろし、手すりにもたれかかると、ほんの少しだけ欠けた白い月が目の前に浮かんでいた。右手には新宿の…

「ノルウェイの森」の舞台(その1)―死者たちの空間

8月16日の今日は,「お盆の送り火」の日です。13日に迎え火をたいて家に招き入れた祖先の霊を,ふたたびあの世に送り出すわけで,8月15日という日を中心として行われる盂蘭盆会(うらぼんえ=お盆)という行事の締めくくりの1日になります。大文字焼きと…

死者といかに向き合うか―戦後文学論序説

敗戦後60年目の8月に,ファン限定でアップしたものです。戦争を知らない世代の私が,戦争のことを考えるための唯一の基点とも言える体験を書きとめました。ブログ開設3周年を迎えるにあたり,限定をはずして公開します。(2008.2.10追記) 1 個人的な体験…

長崎で感じたこと―60回目の原爆の日に寄せて

ここ数年のあいだに,長崎に3度ほど足を運びました。自分なりに目的があって行ったのですが,せっかくなので“観光スポット”と言われているようなところは,ひととおり見てまわりました。グラバー邸とか大浦天主堂とか,日本26聖人殉教地とか遠藤周作文学館…

三島由紀夫と靖国神社

中央線の車内で偶然にも再会した「ノルウェイの森」のワタナベと直子は,なぜか四ッ谷駅で電車を降り,中央線沿いの土手道を歩き始めます。15分ほど歩いたところでワタナベは木綿のシャツをぬぎ,直子は水飲み場の前で立ち止まって「ほんのひとくちだけ水を…

「ノルウェイの森」の舞台―和敬塾へ行って来ました!

村上春樹が早稲田大学入学後に下宿していた和敬塾に行って来ました。 和敬塾OBの友人Wさんと現在寮生をしているK君の案内で,寮の敷地内はもちろん,寮の建物の中も見学してきました。 「ノルウェイの森」のワタナベが大学時代に生活していた寮のモデル…