BUNGAKU@モダン日本_archives(旧・Yahoo!ブログ)

2005年2月18日〜2019年12月15日まで存在したYahoo!ブログのデータを移行しました。

2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2006年の私!?―バトンのブラックホール3

☆美大志望の愛すべきひねくれ少女♡「ひねくれ日記」のキョウさん♡からのバトンです☆(●v●*) http://blogs.yahoo.co.jp/aprilaprico/22898841.html ★2006年あなたは…?!バトン !(^^)! ということなのですが,勝手ながら, バトンのブラックホールシリー…

映像と文学(1)―映画「博士の愛した数式」を観ました!

先日,小川洋子さん原作の話題映画「博士の愛した数式」を,一人でふらりと観に行きました。「観てから読む」ではなく,「読んでから観る」でした。 ハリウッド映画のような派手さはまったくありません。しかし,小津安二郎や黒澤明に代表される日本映画の伝…

想像力とテロル4―村上龍『半島を出よ』と日米未来戦記(連載第4回)

5、密通する政治と文学 「鉄腕アトム」を見て育ったロボット研究者たちが手塚治虫の描いた未来を現実化し始めているように、すぐれた作家の想像力によって描き出された世界がテロリストによって模倣され、現実化するということはあり得るのだろうか。近未来…

想像力とテロル3―村上龍『半島を出よ』と日米未来戦記(連載第3回)

4、ストックホルム症候群 『半島を出よ』は、たんに近未来を描いているだけの小説ではない。描かれた〝近未来〟の中には、過去の日本、あるいは現在の日本も映し出されている。 たとえば、占領軍の支配下におかれた福岡市民のふるまいは、敗戦後の日本人と…

想像力とテロル2―村上龍『半島を出よ』と日米未来戦記(連載第2回)

3、『半島を出よ』が描く近未来 村上龍の『半島を出よ』上・下(2005年3月、幻冬舎)は、「反乱軍」と称する北朝鮮の特殊部隊が、漁船を擬した小型船で上陸し、福岡ドームを武力占拠した上で九州の独立を要求するという〝近未来小説〟である。人質をとった…

想像力とテロル1―村上龍『半島を出よ』と日米未来戦記(連載第1回)

1、大塚英志が語る9・11 2001年9月11日(火)、日本時間午後10時3分、テレビの画面の中で、世界貿易センタービル南棟に大型旅客機が衝突した。北棟に最初の旅客機が突っ込んでから約18分後の出来事だった。当時、日本時間午後10時過ぎというと、テレビ朝…

「博士の愛した数式」―ギテイの定義

一気に読了 小川洋子原作の『博士の愛した数式』(新潮社・2003年)が映画化され,今月21日に劇場公開されるそうです。かなりよく読まれている小説で,面白そうなので,いい機会だと思い,以前買ったまま読んでいなかった単行本を探しだして読みました。あっ…

幽霊坂のポリス・ボックス

先日,村上春樹が学生時代を過ごした和敬塾を再訪したとき,昼なお暗い幽霊坂の下で面白い物件(写真上)を見つけました。日本語では何と呼べばいいのかわかりませんが,とりあえずカタカナ語で「ポリス・ボックス」と言っておきます。警察官が警備にあたる…

和敬塾再訪―幽霊坂の村上春樹を幻視する

初春の1日,早稲田に出かける用事のついでに,村上春樹が大学生時代の一時期を過ごした和敬塾を再訪しました。昨年の夏に和敬塾を訪れましたときは,目白駅からのバス便を利用したため,「ノルウェイの森」のワタナベがミドリの家に行く時に利用した都電の…

カフカ,ピカソ,ジョン・レノン―バトンのブラックホール2

人間性バトンを受け取りましたぁ! ☆「ひねくれ日記」のaprilapricoさんから人間性バトンを頂いたので, 「バトンのブラックホール」シリーズ第2弾として, 微妙にことば遊びを交えつつ,楽しんでみたいと思います☆ ①回してくれた方に対しての印象をどうぞ★…

名前に「う」がつく2人の文学者―バトンのブラックホール1

しりとりバトンを受け取りました! ★「古書蒐集日記」のzolaさんからのしりとりバトンです★ ▼ルールは以下の通りです。 ①しりとりは何でもあり ②ひとり2個書く ③終わったら3人に回す ▼zolaさんまでの展開は以下の通りです。 「しりとり」~「リーズナブル…

謹賀新年

皆々様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。 昨年の2月にこのブログを開設しましたが,まもなく1年が経とうとしています。 昨年末までに記事100本という目標は達成できませんでしたが, 今年もマイペースで更新をしていくつもりです。 皆様からのコメント…